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相続税の計算方法|税率と早見表でわかりやすく説明

2025/08/29

相続税はどのように計算する?

「相続税ってどうやって計算するの?」という質問をよくいただきます。
相続税は 財産の合計額から基礎控除を引いた金額 に対して税率をかけて算出します。

ただし、単純に相続人ごとに税率をかけるのではなく、いったん「法定相続分どおりに分けたと仮定」して税額を計算し、その合計が相続税の総額となるのがポイントです。


計算の流れ(4ステップ)

  1. 遺産総額を算出
     現金、預金、不動産、株式、生命保険などすべてを評価します。

  2. 基礎控除を差し引く
     👉 計算式:3,000万円+600万円×法定相続人の数

  3. 課税遺産総額を法定相続分で分ける
     配偶者や子どもの法定相続分に従って分割したと仮定します。

  4. 相続税率をかける → 合計する
     分割したそれぞれの金額に下記の税率を適用し、合計して相続税の総額を出します。


相続税の速算表(令和7年度)

法定相続分ごとの課税価格 税率 控除額
1,000万円以下 10%
3,000万円以下 15% 50万円
5,000万円以下 20% 200万円
1億円以下 30% 700万円
2億円以下 40% 1,700万円
3億円以下 45% 2,700万円
6億円以下 50% 4,200万円
6億円超 55% 7,200万円

計算例

相続人:配偶者と子ども2人(合計3人)
遺産総額:1億2,000万円

  1. 基礎控除 = 3,000万円+600万円×3人=4,800万円

  2. 課税遺産総額=1億2,000万円-4,800万円=7,200万円

  3. 法定相続分に分割(配偶者1/2、子ども1/4ずつ)
     - 配偶者:3,600万円
     - 子ども:1,800万円ずつ

  4. それぞれに税率を適用
     - 配偶者(3,600万円):税率20%=720万円-200万円=520万円
     - 子ども(1,800万円):税率15%=270万円-50万円=220万円 ×2人=440万円
    ➡ 相続税総額=520万円+440万円=960万円

この960万円を実際の遺産分割割合に応じて相続人に按分して納付します。


まとめ

相続税は、

  • 基礎控除を引いた「課税遺産総額」を

  • 法定相続分で分けたと仮定し

  • 税率をかけて合計する

という流れで計算します。

早見表を使えば目安は出せますが、土地の評価や特例(小規模宅地、配偶者控除など)を適用すると税額は大きく変わります。
岡山で相続が発生した方は、早めに税理士へご相談ください。